スレート屋根の縁切りとは?タスペーサーを使った安全な施工方法
こんにちは。愛知県あま市・愛西市・津島市の屋根リフォーム専門店、ヤネフルです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「あま市 屋根修理」で検索されている方の多くが、スレート屋根の塗装やメンテナンスを検討する際に、「縁切りって何?」「本当に必要なの?」という疑問を抱えています。
私も現場でお客様から同じ質問を何度も受けてきました。
この記事では、スレート屋根の縁切りの基本、従来の方法の課題、タスペーサーの特徴、施工の流れ、縁切りを成功させるポイントまでをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、屋根塗装で失敗しないための重要な知識を身につけることができ、雨漏りのリスクを大幅に防ぐ判断ができるようになります。
屋根の工事やリフォームを検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
① あま市 屋根修理で重要なスレート屋根の縁切りとは?基本の仕組みと役割
スレート屋根の縁切りとは、塗装によって屋根材同士が密着してしまうのを防ぐために、屋根材の重なり部分に隙間を確保する作業です。
スレート屋根には、雨水を逃がすために数ミリの隙間が必要です。しかし、塗装時に隙間が塗膜で塞がれると、内部に溜まった雨水が排出されず、雨漏りにつながります。
私は数年前に、縁切りが行われていないスレート屋根の住宅を点検した際、屋根材の内部に水が滞留しており、下地の木材が腐食していました。修理費用が20万円以上かかり、お客様も大変驚かれていました。
縁切りの主な役割は、
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雨水の排出
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湿気の逃げ道の確保
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屋根内部の腐食防止
の3つです。
つまり、縁切りはスレート屋根の寿命を延ばすために欠かせない作業です。
② 従来の縁切り方法とその課題
起:従来の縁切りは「カッターで切る」方法が主流だった
従来の縁切り方法は、屋根塗装の終了後、1枚1枚のスレート屋根材の重なりにカッターを差し込み、塗膜を切って隙間を作る方法です。
承:職人による手作業のため、時間と労力が大きかった
私も職人時代に何度もこの作業を行いましたが、1棟につき300〜500ヶ所を手作業で切る必要があり、非常に大変な作業でした。
また、カッターの入れ方によっては屋根材を割ってしまうリスクもありました。
転:従来の縁切りには問題が多かった
従来の縁切り方法には以下の課題がありました。
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作業後に塗膜が再接着する可能性
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カッターの刃による屋根材の破損
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作業のムラが出る
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隙間が広くなりすぎるケースもある
実際、再接着した隙間が原因で雨漏りが発生した住宅を見たことがありました。屋根材同士が貼り付くと、水が逃げずに屋根内部が湿気を帯び、下地が腐食します。
結:そこで登場したのが「タスペーサー」
これらの課題を解決するために開発されたのが、後述するタスペーサーです。
③ あま市 屋根修理で推奨されるタスペーサーとは?特徴とメリット
タスペーサーとは、スレート屋根の重なり部分に差し込む小さな部材で、塗装前に設置することで縁切りを自動的に行えるアイテムです。
タスペーサーには以下のメリットがあります。
メリット① 雨水の排水が確実
タスペーサーは規定の隙間(3mm〜5mm)を維持し、雨水の逃げ道を確保します。
メリット② 塗膜の再接着が起きない
従来のカッター方式とは違い、隙間が固定されるため、塗膜が固まっても屋根材が貼り付くことはありません。
メリット③ 屋根材の破損がほぼゼロ
タスペーサーは屋根材に差し込むだけのため、屋根材を切る必要がなく、安全に施工できます。
私は50棟以上の現場でタスペーサーを使用していますが、屋根材が破損したケースは一度もありません。
メリット④ 工期の短縮
従来の縁切りより作業時間が大幅に短縮されるため、工期も費用も効率的です。
メリット⑤ 雨漏りリスクを大幅に減らす
実際、タスペーサーの使用によって雨漏りのリスクが大きく下がるため、今では全国の屋根修理業者が標準採用しています。
④ タスペーサーを使った施工方法の流れ
タスペーサーを使った縁切りは、以下の流れで行います。
手順① 屋根の洗浄
高圧洗浄機でスレート屋根の汚れ、苔、旧塗膜を取り除きます。
手順② 屋根の乾燥
洗浄後、最低1日かけてしっかり乾燥させます。これはとても重要です。
手順③ タスペーサーを設置
スレート屋根1枚につき2ヶ所、規定の位置に差し込みます。
一般的な屋根だと100〜300個ほど使用します。
私が最近施工した住宅では、180個のタスペーサーを使用しました。屋根材の状態を確認しながら丁寧に差し込むため、仕上がりが非常にきれいで、お客様にも安心していただけました。
手順④ 下塗りを塗装
タスペーサー設置後に下塗りを行います。
手順⑤ 中塗り・上塗り
重ね塗りによって耐久性が向上し、しっかりとした保護膜が出来上がります。
手順⑥ 最終確認
屋根材の隙間、タスペーサーのズレ、排水状態を確認します。
⑤ 縁切りを成功させるためのチェックポイント
縁切りを確実に成功させるためには、以下のポイントを必ずチェックしてください。
● チェック① タスペーサーが設置されているか
見積書に「タスペーサー」の記載があるか確認することが大切です。
● チェック② 屋根材に最適な間隔で設置されているか
屋根材1枚につき2ヶ所が基本です。
● チェック③ 下地の状態を事前に確認しているか
屋根材が反っている場合、タスペーサーが適さないケースもあります。
● チェック④ 経験豊富な職人が施工しているか
スレート屋根の縁切りは専門性が求められます。
● チェック⑤ 雨漏り実績が豊富な業者を選ぶ
「あま市 屋根修理」で上位にある専門業者なら安心です。
まとめ
スレート屋根の縁切りは、屋根塗装で最も重要な工程のひとつです。従来のカッターを使う方法は多くの課題がありましたが、現在ではタスペーサーを使った安全で確実な縁切りが主流となっています。
タスペーサーの使用により、雨漏りリスクの軽減、施工の品質向上、工期短縮など多くのメリットがあります。スレート屋根の塗装を検討している場合は、タスペーサーの有無を必ず確認し、信頼できる屋根修理業者に依頼することが重要です。
愛知県あま市・愛西市・津島市で屋根の工事・修理をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!
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