屋根の雪対策について
こんにちは。愛知県あま市・愛西市・津島市の屋根リフォーム専門店、ヤネフルです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「あま市 屋根修理」で検索されている多くの方が抱える悩みとして、「屋根の雪止は本当に必要なのか?」「雪止の設置時期はいつが良いのか?」という疑問があります。筆者も屋根リフォームの現場に立つ中で、毎年多くのお客様から同じ質問をいただきます。
この記事では、屋根の雪止の役割、メリット・デメリット、必要な屋根の特徴、施工方法、メンテナンスの時期を分かりやすく紹介します。屋根修理の専門知識がなくても理解できるよう、実際の施工エピソードを交えながら詳しく説明します。
この記事を読むことで、雪止を設置する判断基準や屋根リフォームの注意点が具体的に分かり、後悔しない屋根工事につながります。
屋根の工事やリフォームを検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
① 屋根の雪止とは?基本的な役割と仕組み
屋根の雪止とは、屋根の上に積もった雪が一気に落ちることを防ぐために取り付ける金具や部材です。瓦屋根・スレート屋根・金属屋根のそれぞれに合った種類があります。
屋根の雪止の役割をひと言で表すと、**「落雪事故を防ぐ安全装置」**です。
私は過去に、金属屋根の現場で落雪によってカーポートの屋根が割れたケースを見たことがあります。1回の被害額が10万円を超え、お客様も大きなショックを受けていました。雪止を設置していれば防げた事故だったため、雪止の重要性を改めて実感しました。
雪止があることで、
・歩行者への落雪事故防止
・車やカーポートの破損を防ぐ
・雨樋へのダメージ軽減
という効果が得られます。
② 雪止を設置するメリットとデメリット
メリット
雪止を設置する最大のメリットは、安全性の向上です。特にあま市では、1年に数回程度の積雪が発生しており、屋根修理の相談の中でも「雪で雨樋が曲がった」「落雪で隣家の塀を壊した」というトラブルが少なくありません。
具体的なメリットとしては、
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落雪の衝撃を分散し、雨樋の破損を防ぐ
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外構・車・人への被害を軽減
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積雪時の屋根材の負担を抑える
があります。
特に雨樋修理は1メートルあたり5,000円以上かかることも多く、長さが10mを超える場合は修理費用が大きく膨らみます。雪止によりそのリスクを大幅に減らすことができます。
デメリット
一方でデメリットも存在します。
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設置費用がかかる(一般的に1棟あたり2〜10万円)
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雪が多くなると屋根への荷重が増える
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屋根の形状によっては設置が難しい場合がある
筆者が関わった現場でも、急勾配の屋根では雪止の固定位置が限られ、追加の補強工事が必要になったケースがありました。
ただし、雪止の費用より落雪による被害の方が高額になるケースが多いため、費用対効果は高いといえます。
③ 設置が必要な屋根と不要な屋根の違い
屋根の雪止が必要かどうかは、屋根材や地域、建物の配置によって変わります。
設置が必要な屋根
以下の条件に当てはまる場合は、雪止の設置が強く推奨されます。
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金属屋根(ガルバリウム鋼板):雪が滑りやすく、落雪事故が多い
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屋根勾配がきつい住宅:雪が一気に滑り落ちる
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隣家との距離が近い住宅
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カーポートや玄関の上に屋根がかかっている住宅
特にあま市は住宅同士の距離が近いエリアが多いため、落雪が隣家に影響する可能性もあります。
設置が不要な屋根
以下の場合は雪止が不要になることもあります。
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瓦屋根で雪が滑り落ちにくい形状の場合
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フラット屋根(陸屋根)
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積雪がほぼない地域の建物
瓦屋根でも、和瓦の形状によって雪が止まりやすく、雪止がなくても安全なケースがあります。
私が以前点検したお宅では、瓦の段差がしっかり雪を抑えており、雪止は不要という診断をしました。このように、屋根材の特性を理解した判断が必要になります。
④ 雪止の設置方法と施工の流れ
雪止の設置は、屋根材の種類によって施工手順が異なりますが、基本の流れは以下の通りです。
施工の流れ
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現地調査と計測
屋根の勾配、屋根材、雪の落ちる方向を確認します。 -
屋根材に合った雪止を選定
瓦屋根なら「瓦雪止金具」、金属屋根なら「屋根掴み式」などを使用します。 -
取り付け位置の墨出し(マーキング)
均等に雪止を配置し、1列か2列にするかを決めます。 -
雪止の固定
屋根材を浮かせたり、専用金具で挟み込んだりして設置します。 -
最終確認と試験引き
固定力を確認し、屋根全体の見た目もチェックします。
筆者が最近担当した金属屋根の雪止工事では、屋根の長さが約8mあり、雪止を20個ほど設置しました。設置後に試験引きを行うとしっかり固定されており、お客様にも安心していただけました。
雪止の設置工事は、平均で2〜4時間程度で完了するため、屋根修理の中でも比較的短時間でできる施工です。
⑤ 雪止のメンテナンスと交換時期の目安
雪止は一度設置すれば永久に持つわけではありません。
メンテナンスの必要性
雪止が劣化すると、
・金具が曲がる
・ネジのゆるみ
・固定力の低下
などが起こり、雪止本来の役割を果たせなくなります。
交換の目安
一般的な交換時期は10〜15年が目安です。
特に以下の症状がある場合は、交換を強くおすすめします。
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金具が錆びている
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屋根塗装が剥がれている
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金具の固定がガタついている
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過去に落雪による負荷がかかった形跡がある
私は過去に、雪止が変形していたため交換した現場を経験しました。変形の原因は、2年前に降った大雪の影響でした。見た目は小さな曲がりでも、放置すると突然外れる可能性があり、非常に危険です。
屋根点検は無料で行っている業者も多いため、5年に1度はチェックすることを強くおすすめします。
まとめ
屋根の雪止は、あま市のように積雪が年数回発生する地域では、落雪事故を防ぐために非常に重要な設備です。
雪止を設置することで、雨樋の破損防止、外構の保護、安全性の向上につながります。一方で、屋根材や環境によっては雪止が不要な場合もあります。屋根の種類や立地条件をしっかり確認し、適切な判断をすることが大切です。
雪止の施工は比較的短時間で完了し、費用対効果が高い屋根修理のひとつです。また、10〜15年ごとのメンテナンスにより、長く安全に使用できます。
愛知県あま市・愛西市・津島市で屋根の工事・修理をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!
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